デビルマンの原作を読もう。


アニメと原作


 アニメ原作の企画が同時進行で制作されたこともあって、全く違った作品になっているのが「デビルマン」である。

 氷河期になり氷に閉じ込められていたデーモン(悪魔)が復活し、人類に対して闘いを挑んでくるという設定は、確かに共通しているかもしれない。

アニメ


 アニメでは、人間の娘である牧村美樹惚れた悪魔族のデビルマンが人間の味方になって闘うという脳天気なストーリーになっている。巨大化しても赤いパンツを履いていたりする(笑)。デビルウイングという赤い羽根(どこから生えたのだろう)で飛ぶ。 デビルカッターって、どこに仕舞いこんでいるのか………などとツッコミを入れたくなる。


原作


 永井豪原作を必ず読んでみよう。

 第一巻から、かなり壮絶な展開になっている。まずデーモン(悪魔)は、他の動植物と合体を繰り返して強くなっていく能力を持っているという前提がある。

 高校生である人間の不動明は、親友の飛鳥了にデーモンが復活しつつあることを知らされる。そして、デーモンと闘うためにデーモンと合体し、自らデビルマン(悪魔人間)となって人類のために戦う悲壮な決意をする(「死を賭して立ち上がるデビルマン………不動明」)。

 デーモンが人間と合体した場合、通常はデーモンが意識を支配する。しかし、強い意思をもった人間の場合は、人間が意識を支配することができる。

 人間としての幸せを捨て、人類のためにデーモン族との壮絶な闘いを決意するデビルマンこと不動明が見たものとは一体………

 意外な展開結末が用意されていて、「よくコミックス5巻でまとまったなぁ」と言えるほどのテンポの良さが素晴らしい。

 但し、血で血を洗う闘いは壮絶で、残酷で、あまりにも悲しすぎるので、読まない方が幸せかもしれない。しかし、私はコミック界の最高傑作だと確信している。まさに「必読のコミック」だ。

 あの「エヴァンゲリオン」の庵野監督も「デビルマン」にかなり影響を受けたと言っているくらいである。

 全巻を一気に読みたい人はコミックスの表紙をクリックしてみて欲しい。但し、文庫版の場合は色々な時期に描かれたものが混在しているので、本当は好ましくない。できれば、復刻版を探してみて欲しい。

              

コミックの表紙について (C)永井豪、講談社
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